特殊外来(整形外科)
骨折・外傷、関節痛、運動機能障害、手足のしびれ、筋力低下、四肢・脊椎の変形など、整形外科の様々な疾患に対応します。特に大腿骨頚部骨折・外傷による骨折の手術、人工関節置換術は経験豊富な専門医によって数多く行っています。また充実したリハビリテーションと緻密な連携により術後早期回復に努めます。
膝関節置換術とは関節の痛みの原因であるすり減った軟骨と傷んだ骨を切除して、金属やプラスチックでできた人工の関節に置き換える手術です。
O脚に変形した膝関節を、人工膝関節置換術によって出来るだけまっすぐになる様に矯正します。
痛みの原因となるすり減った軟骨と傷んだ骨が人工物に置き換えられて痛みがなくなることで、日常の動作が楽になることが期待できます。



当院での人工膝関節置換術の特徴
アメリカや日本の優良病院から取り入れた手技を複合させ、最先端の手術手技によって精度高く安全に手術を行っています。特に以下の特徴があります。特に両側同日手術には定評があります。片側でも両側でもリハビリは同様に行うため、入院期間は同じです。
- 手術後の痛みが少ない
- 出血が少ない
- 膝の曲がりがいい(手術前とほぼ同じ角度まで曲がり、場合により正座近くまで曲がる可能性もある)
- 抜糸が不要で消毒も不要
- 再置換などの他院から難しい手術も受け入れています
大腿骨頚部骨折では、治療は基本的に手術となります。手術の方法は、内側骨折か外側骨折かで異なります。内側の完全な骨折の場合には、人工骨頭置換術を行います。
外側骨折の場合、骨癒合が期待できるため、骨折部をCompression hip screw(CHS)やProximal femoral nail(PFN)といった固定器具で固定します。
大腿骨頚部骨折を受傷しても、適確な治療をおこなえば、決して寝たきりになる事はありません。しかし、やはり、歩行能力は、1ランク程度低下しますので十分なリハビリは必要でしょう。
したがって、予防が非常に大事になります。大腿骨頚部骨折のリスクは骨粗鬆症と転倒なので、その二つを予防する事が大切です。